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結婚式服装マナー(男性編)タキシードの着こなしとマナー

結婚式

男性ゲストが結婚式に出席する際、紳士のフォーマルウェアとしておすすめのアイテムはタキシード。そこで今回は、タキシードの着こなしとマナーをご紹介します。 見落としやすいNGマナーも、合わせて参考にしてみてください。

タキシードとは?

タキシード

タキシードは、男性の夜の正礼装です。(日本フォーマル協会定義)ディナージャケットや夜会服と呼ばれることもあり、日没以降に着るのが一般的でしたが、近年では昼間にもパーティをすることが増えたため日中でも着用する場面も増えてきています。

また、表彰式などお祝いの席、結婚式や披露宴など、着用するシーンも増加しています。
デニムパンツを合わせたり、デザインシャツと合わせるなど、カジュアルなコーディネートをする方も増え、タキシードの活躍の場は広がっています。今回はその中でも、結婚式にゲストとして招かれる際の着こなしマナーをみていきましょう。

タキシードの着こなしマナー

タキシード

・ジャケット
シングルのショールカラーやピークドラベルを選ぶのが一般的です。特にフォーマルの場では、丈はお尻が隠れるくらいの長さが適当とされています。

・パンツ
パンツの側面に、「側章(そくしょう)」と呼ばれる光沢素材の拝絹地またはモールが、1本縫い付けられているものを着用しましょう。裾は必ずシングルカット。

・シャツ
白色生地が基本の着こなしです。襟はレギュラーカラーまたはウイングカラーで、身頃ボタンは比翼仕立(隠しボタン)またはスタッドボタン、袖口はダブルまたはシングルカフスのものを着用します。

・タイ
シルクサテン素材の黒色蝶ネクタイを着用するのが一般的です。クロスタイもお勧め。生地は、後述のカマーバンドと合わせると、コーディネートにまとまりができます。
アスコットタイやレジメンタルタイについてはカマーバンドに合わせにくいため、あまり好まれていません。

・カマーバンド
ベストでも問題ありませんが、タキシードの場合はカマーバンドを着用するのが一般的です。ひだが上向きになるように着用しましょう。ウエスト周りをスッキリ見せる効果もあり格好良く見えます。

・チーフ
白色のチーフを胸ポケットに挿します。折り方は、スリーピークスまたはTVホールドにしましょう。

・ベルト
一般的に、タキシードではベルトを使用しません。サスペンダーを使いましょう。色は黒色が基本です。

・靴
タキシードを着る際は、光沢のある靴を選ぶのがマナーとされています。エナメル素材のプレーントゥタイプやオペラハパンプスがおすすめです。

・靴下

気をつけたいNGマナー

・白いタキシードを着る
白色タキシードは、結婚式のゲストの服装としてNGです。新郎と色がかぶる場合も有りますし、まるで主役のような注目を集めないように、白色タキシードは控えましょう。明るいグレーなど白に近い色もなるべく避けたほうが無難です。

・大きなバッグを持つ
結婚式など、フォーマルな場では大きいバッグは不適切と考えられています。持たないのが基本マナー。貴重品が入らない場合は、小さめのクラッチバッグを携帯しましょう。

・腕時計を付ける
結婚式などのお祝いの席では、時間を気にせずに楽しむという意味で、腕時計を付けないようにしましょう。

・アニマル柄小物を着用する
結婚式では、アニマル柄は好まれません。「動物=殺生」というイメージを持つ方がいるためです。できるかぎり、チーフや靴、バッグなどに、そうした柄が使われていないか確認することをおすすめします。

まとめ

タキシードはマナーが多く、混乱する方もいるかもしれません。しかし、大切な人の結婚式だからこそ、しっかり着こなしたいですね。大人の嗜みとしても、この機会に基本マナーをチェックしてみてはいかがでしょうか。

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