結婚式での父親の服装|モーニングコートが正解?レンタルで失敗しない選び方

腕を組む新婦とその父親

目次

  1. 結婚式で父親が着る服装の基本
  2. なぜ父親の正装はモーニングコートなのか
  3. ブラックスーツではいけないの?
  4. 両家の父親で格を揃えるのがマナー
  5. モーニングコートに合わせる小物と靴
  6. レンタルと購入、どちらを選ぶべきか
  7. 父親の服装でよくある質問

1.結婚式で父親が着る服装の基本

腕を組む新婦とその父親

お子様の結婚式が決まると、ご本人の準備と並んで意外と悩ましいのが「父親は何を着ればよいのか」という問題です。主役は新郎新婦ですが、両家の父親はゲストをお迎えする「ホスト」の立場でもあり、その装いには相応の格式が求められます。

結論から言えば、新郎新婦の父親が結婚式で着る服装は、昼夜を問わず最も格式の高い正礼装である「モーニングコート」が基本とされています。ゲストよりも控えめになっては失礼にあたり、かといって派手すぎてもいけません。ホストとしてふさわしい品格を備えた装いこそが、モーニングコートなのです。

この記事では、なぜモーニングコートが選ばれるのか、ブラックスーツとの違いや小物の合わせ方、そして当日に後悔しないための選び方まで、順を追ってご説明します。

2.なぜ父親の正装はモーニングコートなのか

モーニングコートを着た男性

モーニングコートは、男性の最も格式の高い正礼装です。本来、結婚式(挙式)は宗教的な儀式として午前中に行われてきた歴史があり、この「朝(モーニング)に着る礼服」という由来が、そのまま名称になりました。ただし現在では時間帯を気にする必要はなく、昼夜を問わず着用できる装いとして定着しています。

結婚式における父親は、列席者を迎える主催者側の代表です。そのため、列席するゲストの誰よりも格上、もしくは同等以上の正装を身につけるのが礼儀とされています。モーニングコートはまさにその条件を満たす一着であり、新郎新婦のご両親が着る服装として長く選ばれ続けてきました。

格式の高い装いでありながら、黒を基調とした落ち着いた佇まいは、主役である新郎新婦を引き立てます。ホストとしての品格と、控えめな美しさを兼ね備えている点が、モーニングコートが父親の正装の定番である理由です。

3.ブラックスーツではいけないの?

手でバツをしているスーツの男性

「手持ちのブラックスーツではだめなのか」という疑問は、父親の服装を考えるうえで非常によく挙がります。確かにブラックスーツも礼装の一種ですが、モーニングコートとは格が異なります。
ブラックスーツは「準礼装」にあたり、列席するゲストの装いとしては適切です。しかし、ゲストをお迎えするホスト側の父親が着るには、やや格が下がってしまいます。両家の親族やゲストが正装で集う場で、迎える側の父親だけが準礼装では、装いの格が釣り合わないのです。

装い適した立場
モーニングコート正礼装(最上格)新郎新婦の父親・祖父や仲人
ディレクターズスーツ準礼装〜略礼装主賓や上司として
ブラックスーツ準礼装ゲストの参列や親族の列席として

格式を重んじる結婚式では、父親はモーニングコートを選ぶのが安心です。ブラックスーツの可否についてさらに詳しく知りたい方は、結婚式のブラックスーツについて解説した記事もあわせてご覧ください。

4.両家の父親で格を揃えるのがマナー

新郎新婦と両親

父親の服装で見落とされがちなのが、「両家で格を揃える」という大切なマナーです。新郎側の父親がモーニングコートを着るのに、新婦側の父親がブラックスーツでは、両家の装いに差が出てしまい、参列者にもちぐはぐな印象を与えかねません。

そのため、どちらの装いにするかは、事前に両家で相談して合わせておくのが理想です。一般的には両家ともモーニングコートで揃えるケースが多く、これが最も無難で品格のある選択といえます。挙式の数か月前には、両家でどのような装いにするかを話し合っておくと、当日になって慌てずにすみます。

新郎新婦を通じて、ご両家でひとこと確認しておくだけで、当日の写真にも統一感が生まれます。装いの格を揃えることは、両家の心遣いを表す所作でもあるのです。

5.モーニングコートに合わせる小物と靴

モーニングコート 靴 ヒールアップシーズ

モーニングコートは、上着・ベスト・コールズボン(縞のズボン)が基本のセットですが、装いの完成度を左右するのは細部の小物です。

合わせるネクタイは、シルバーグレーやグレー系、または縞の結び下げネクタイが定番です。胸元のチーフ、手袋、そしてシャツの選び方ひとつで、全体の品格が大きく変わります。こうした小物は単品でも揃えられますが、慣れない方にはセットでの手配がおすすめです。

足元には、黒のストレートチップなど内羽根式の革靴を合わせます。光沢を抑えた上品な黒の革靴が、フォーマルな装いを足元から引き締めます。結婚式にふさわしい靴の選び方については、結婚式の革靴レンタルガイドで新郎・父親・ゲスト別に詳しくご紹介していますので、参考になさってください。

6.レンタルと購入、どちらを選ぶべきか

BUY?RENT?

モーニングコートは、着用する機会が一生のうち数えるほどしかない装いです。お子様の結婚式のために一着を仕立てても、その後に袖を通す機会はそう多くありません。サイズも年月とともに変わっていくため、購入よりもレンタルを選ぶ方が多いのが実情です。


レンタルで何より重視したいのが、事前に試着できるかどうかです。当店はご自宅へ衣装をお届けする宅配レンタルでありながら、ご注文前のご試着を承っています。当日に「サイズが合わない」「思っていた印象と違う」という事態を避けられるため、人生の大切な一日を安心して迎えられます。


フォーマルウェアに不慣れな方でも、専門スタッフがお立場や会場に合わせて、小物まで含めたコーディネートをご提案します。初めての方こそ、試着して納得してから本番に臨める仕組みをご活用ください。

7.父親の服装でよくある質問

Q&A

最後に、父親の結婚式の服装についてよく寄せられる疑問にお答えします。

Q1. 父親の服装はモーニングコートでなければいけませんか?
A. 最も格式が高く無難なのはモーニングコートですが、会場の雰囲気やお二人の希望によっては、準礼装であるディレクターズスーツや略礼服、タキシードなどが選ばれることもあります。大切なのは、ゲストより格を下げないことと、両家で格を揃えることです。迷われた場合はご相談ください。

Q2. 夏の結婚式でもモーニングコートを着るのですか?
A. はい、季節を問わずモーニングコートが正装とされています。会場は空調が整っていることがほとんどですので、暑さを心配しすぎる必要はありません。気になる方には、通気性に配慮した素材のご提案も可能です。

Q3. 当日までに用意が間に合うか不安です。
A. 試着を含めて余裕を持って準備されるのが理想です。挙式が決まった段階で早めにご相談いただければ、試着から本番まで無理のないスケジュールでご案内できます。直前のご依頼にも可能な範囲で対応いたしますので、まずはお問い合わせください。

結婚式のお父様の装いはモーニングコートレンタルで
お子様の晴れの日にふさわしい一着を、確かなサイズ感でお届けします。結婚式のお父様向けの装いはモーニングコートレンタルのページからご覧いただけます。小物のコーディネートや格の揃え方に迷われた際は、どうぞお気軽にご相談ください。

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執筆者

大谷真司 イデアス株式会社代表取締役。

タキシードレンタルドットコムの最高責任者。

大阪市淀川区にて40年以上にわたり礼服の製造・開発に取り組んできた実績を受け継ぐ企業。
すべての縫製工程は日本国内で行われており、車椅子用のユニバーサルデザインモーニングコートや脚長効果のあるヒールアップシューズのレンタルサービスも展開。
結婚式や各種式典で使用されるフォーマルな衣装を、品質に強いこだわりを持ち提供。

1990年 大阪の総合結婚式場において洋装部の責任者としてキャリアを開始。
1995年 全日本冠婚葬祭互助協会の2級冠婚士資格を取得。
1996年 法人向け貸衣装部の責任者に就任。
2006年 独立。宅配レンタル専門の「タキシードレンタルドットコム」を創業。
2016年 日本フォーマル協会のフォーマルスペシャリストゴールドライセンスを取得。