モーニングコートのおしゃれな着こなしのポイント

タキシード

今回はモーニングコートの基本マナーについてをご紹介します。
着こなしのポイントは、着用マナーを守ることですので、
ぜひチェックしてみてください。

おしゃれよりも、マナーを優先

フォーマルウェアに関して、
「おしゃれに着こなしたい」
と考える方もいるかもしれません。
せっかくのお祝いの場ですから、スタイリッシュな装いにしたいですよね。
ですが、目立ちすぎ・個性の主張しすぎには注意が必要です。
フォーマルな場では、おしゃれよりも、着こなしマナーを守ることをおすすめします。

着こなしマナーを守ることで、
・その場に対する敬意
・お祝いの気持ち
を表現できます。
反対に、マナー通りの着方ができていないと、
無礼な印象を持つ方もいるかもしれません。

フォーマルウェアは、ルールが決まっているからこそ、
各アイテムの色や柄に悩む必要がありません。
その分、普段着よりもスマートな着こなしがしやすい装いでもあります。
面倒に思うかもしれませんが、大事なシーンの雰囲気を崩さないためにも、
しっかりマナーを抑えて出席したいですね。

モーニングコートの基礎知識

モーニングコートとは

モーニングコートは、男性の正礼装です。
着用シーンとしては、
・結婚式、披露宴
・表彰式
・社葬、慰霊祭
・卒業式(校長)
・叙勲式
などが挙げられます。
昼間に着るのが一般的で、日没まではモーニングコートを着用します。

モーニングの着こなしマナー

シャツ

白無地のウイングカラーシャツのシャツを着用します。
白無地のレギュラーカラーでも可(弔事は白無地レギュラーカラー限定)
フォーマルな印象を高めるためにも、
袖口はカフリンクスで留めましょう。
カフリンクスは、真珠や白蝶貝など、ホワイト系の色がおすすめです。
(弔事は黒限定で付けなくても良い)

ネクタイ

白黒ストライプまたは、シルバーグレーストライプやシルバーグレー無地のネクタイが
一般的です。
華やかな印象にしたいときは、アスコットタイを合わせることも。
(弔事は黒限定)

ベスト

ベストは、黒色またはシルバーグレーを着用するのが一般的。
慶事ではシルバーグレーを合わせることで
モーニングコートの色とコントラストが生まれ、
ドレッシーな印象をプラスできます。
黒にする場合は白襟が付いた物に限ります。
(弔事は黒ベスト限定で白襟は付けません)

コールパンツ

黒とグレーの縦縞柄のコールパンツが基本となっています。
裾はシングルカットまたは、モーニングカットのものを着用しましょう。

靴下

靴下は必須です。
白黒の縞柄もしくは、黒色無地の靴下を着用します。
(弔事では黒色無地を着用します)

ストレートチップまたはプレーントゥの黒革靴を着用します。
エナメル(光沢のある素材)や、黒色以外の靴は避けてください。

小物

チーフ

胸ポケットには、白色のチーフを挿しましょう。
素材は、麻やシルクがおすすめです。
折り方は、スリーピークスで挿すと、スタイリッシュな印象になります。

サスペンダー

モーニングでは、ベルトの代わりにサスペンダーを使います。
黒色または白黒縞柄のフォーマルなものを使用しましょう。

手袋

正式にはグレーか白で革製または布製ですが、
一般的な貸衣装店ではナイロン製の白手袋を使用しています。

ネクタイピン

ベストを着用するため、タイピンは見えません。
付け無いケースが多いですが、付けても問題ありません。

モーニングはレンタルを利用する人も

モーニングコートは、着こなしマナーを守ることで
おしゃれ、品がある、といった印象を出すことができます。
用意するアイテムが多いのが難点ですが、
晴れの日だからこそ、しっかり着こなしたいですね。

モーニングコートは、レンタルがおすすめです。
小物も一括で借りられたり、クリーニングの手間が省けたりするのがメリットです。
また、忙しい方は貸衣装店舗を探すより、宅配レンタルを検討してみるのも良いかもしれませんね。